子供が甘えてくると可愛いですよね。普段は生意気に思うことが増えてきましたが、この時ばかりはギューっと抱きしめて頭を撫でたくなります。
しかし、甘えてくるのはいいのですが【甘やかす】ことは良くありません。子供を甘やかすと「わがままになる」「自分で何もできなくなる」と心配になりますよね。
【甘えさせる】ことと【甘やかす】ことの違いはどんなところにあるのでしょうか?
1.【甘やかす】= 金銭的・物的要求を満たす(ものが多い)
- 欲しい物を買ってあげる
- 難しいことを代わりにやってあげる
これはとてもわかりやすい【甘やかす】行為ですね。しかし、わかりやすい分 子供の為を思って「ダメ!」と言える大人も多いのではないでしょうか。欲し物をすぐに手に入れて、やりたくないことをやってもらえたら わがままな子供になってしまいます。
- 時間がかかるから学校の準備などをやってしまう
- 掃除が大変になるから子供がやできることを大人がやってしまう
これしちゃう人いませんか?これは「大人の都合」で【甘やかす】行為です。もちろんできないことを大人がサポートしてあげることは大切です。しかし”できること・時間をかければできること”を親がやってしまうのは違います。
これらの行為は子供の自立心が育たなくなり、自分で何もできない子供になってしまいます。
2.【甘えさせる】=心の要求を満たす
「抱っこ」「話を聞いて」よく言われませんか?こういった普段の行動そのものが【甘えさせる】行為です。
【甘えさせる】と『自分のことを見てくれている』『愛されている』ということが確認できて子供にとっての安心感・幸福感に繋がります。
安心感を得た子供は外の世界で色々なことにチャレンジすることができます。それは、もし失敗しても自分の帰るべき絶対的な場所があるからです。失敗して嫌な気持ち,痛い思いをしたとしても、 安心を感じることでまた新たに挑戦することができるようになります。それを繰り返すことで子供が自分の世界を持てるようになり、自立心の確立へとつながっていきます。
3.【甘えさせる】って親も子供も嬉しいこと
息子は9歳(体重24キロ)ですがいまだに私の膝に座ってきます。むしろ『座椅子かソファーの一部と思ってない?』というくらい自然に座ってきます。ですが、それでいいのです。腰に手を回してあげると嬉しそうに、その日の出来事やゲームの話などをしてくれます。
息子はあまり自分のことを話さないタイプ。昔「幼稚園どうだった?」と聞いた時に「なんでそんなこと言わなきゃいけないの」と言われた時はとても衝撃的でした。
そんな息子が自分から話してくれる時はきっと安心している時なのでしょう。甘えん坊ではありますが、変に気を使うことがあるのでなかなか素直になれない息子。息子がくっついてきてくれると私も幸せな気持ちになれます。だって可愛いんですもん!
4.まとめ
子供の健全な成長のためには甘えることは大切なことです。失敗する前に守ってあげたい気持ちもありますが、ある程度の失敗は知識と経験につながります。過保護になりすぎずに、失敗した後に甘えさせてあげたいです。