良くも悪くも話題になっている「鬼滅の刃」
私は録画して小学四年生の息子と楽しく見させていただいています。
深夜アニメなので『子供が見るのはいかがなものか?』と思っていたのですが、本人の希望と世間の流行り具合などを考慮して”一緒に見ること”を条件に見始めました。
子供と”一緒に見る”鬼滅の刃
なぜ”一緒に見る”ことを条件にしたかというと、視聴中の息子の様子を観察できるからです。
はっきり言って鬼滅の刃は結構グロいシーンがあります。
深夜に放送しているのは単純に人気の有無だけでなく、過激なシーンがあるなど『子供に見せたくない』という配慮がされているからです。
昨今は動画配信サービスにより、自分の気になるものを好きな時間に好きなように見れるようになりました。アニメ好きとしては大変ありがたいことです。しかし、これにより『鬼滅の刃は元々深夜アニメである』という意識が少ない保護者が多い気がします。
基本的に息子は楽しく見ています。
しかし「那谷蜘蛛山の母蜘蛛」の回だけはちょっと様子が違いました。少し怖がった様子で私にピッタリと体をくっつけていました。
「大丈夫?見るのやめる?」何度も確認しつつ結局最後まで見続けました。
息子にとって一番怖かったシーンは「母蜘蛛が指を動かすだけで簡単に人が死んでしまったところ」のようです。あの時『戦ってもいないのに簡単に人が死んでいく』というのが怖かったようです。
その回の視聴後はしばらく私にピッタリとくっついたままでしたが、しばらくすると落ち着いたようでその後は普通に過ごしていました。
少し過保護すぎるかとも思っていましたが、『怖いと感じた時に側にいて安心感を与える』ということでは”一緒に視聴する”意味が大いにあったと思っています。
「遊郭って何?」
「遊郭って何?」
これは無限列車編が終わって次の予告の時にすぐに聞かれたことです。
遊郭っていうのはキレイに着飾った女性に お金を払って楽しく食事したり、お酒を飲んだりするところ。歌ったり踊ったとか…男性に気持ちよく過ごしてもらう場所。
と、説明しました。私自身が遊郭についてあまり知識がないこともあり、この程度の説明になってしまいました。
しかし、アニメではもっとしっかり説明してくれてましたね。
色という言葉を使って性を、親から売られる子もいるということを。華やかな世界だけではなく辛い世界でもあるということを、絵には出していませんでしたが、言葉ではしっかりと言っていました。
残念ながら、細かな言葉までしっかり聞き取っていない息子にはあまり意味はなかったようです。というか”色”と言われても当然意味を理解できません。
遊郭についての息子の反応は「楽しそうな場所」
子供が親に売られてたりすることについては「それによって親は助かっている」
嫁が3人については「アニメだからなんとも思わない。」
なんとも軽い感想です。
しかし、現在はそれでいい。もう少し成長してから「あれってこういう意味だったんだな」と自然と理解していってくれればいいと思っています。
おわりに
鬼滅の刃は深夜アニメである。
しかし、少年ジャンプでもある。
遊郭編については大人が思うほど子供はなんとも思っていません。だってアニメですから!子供にとってはドラゴンボールやワンピースと同じ、ただの戦闘漫画なんです。
あまり深く考えずに、サポートが必要だったらしてあげたらいいのではないでしょうか。
それでも不安なら『どうして見せたくないか』をしっかりと説明してあげるべきです。そして「もう少し成長してから一緒に見よう」というのも有りではないでしょうか。
漫画やアニメは意外と学校では教えてくれない学びの場になっていると思います。
とりあえず私自身は今後も息子と見続けようと思っています。
おしまい。