引きこもり専業主婦 すなこの日々

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極力家から出たくない!ケチでズボラな30代主婦の日常

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免疫グロブリンは1日20万円✖️5日

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今週のお題「人生で一番高い買い物」

 

20代前半の時に「ギラン・バレー症候群」という病気にかかりました。

この治療薬が【1日あたり20万円】という結構な高額。たった5日間、それもこの治療薬だけで100万円の購入となります。

 

 ギラン・バレー症候群(当時 ざっくり調べたこと)

おそらくギラン・バレーの認知度は高くないと思うので軽く説明。

素人調べだし、もう10年以上前のことだから記憶は曖昧。適当なことを言うわけにもいかないので、『すご〜くざっくり』ですいません。

 

ギラン・バレー症候群とは

神経の障害により、体に力が入りづらい,感覚が鈍い,麻痺などの症状があります。

最初は手足に力が入らない程度だが、重症化してくると呼吸器系統の筋肉,神経の障害によって、命に関わる場合もある。

比較的珍しい病気で、日本では年間10万人に1人ぐらい発症。

 

ギラン・バレーの原因

本来 体の中にウイルスや菌が侵入してきたら、自身の免疫細胞たちがウイルスと戦ってくれる。

しかしこの戦いの際ウイルスや菌だけでなく、誤って自分自身の神経を攻撃・破壊してしまうことによっておこる症状がギラン・バレー症候群と言われている。

 

ギラン・バレーの治療法

免疫反応を正常にするために「免疫グロブリン血液製剤」を5日間連続で点滴。

他の治療法もあるようだが、当時の私にはこれ以外に選択肢はなかったのでよく知らない。

 

 入院中は値段を知らなかった

最初は手足に力が入らないところから始まりました。

この時 呂律も回っておらず、ヨタヨタ歩くさまは酔っ払いのような雰囲気だったと自負しています。

 

次の日 あれよこれよと家から遠く離れた(と言っても同県)大学病院に入院することが決定したが、その頃にはすでに自分で立つこともできない状態。車椅子で運んでもらい、オムツをつけてもらいました。

 

最初の頃は 意識がはっきりしないせいか1日に何度も起きたり眠ったりを繰り返えしながら、点滴を打たれるだけ。

 

そんな中、看護師さんの一言がとても印象に残っている。

「高いお薬使ってるんだから、大丈夫よ(^^)」

 

看護師さんは私を励ますために言ってくれたのだろう。

『看護師が”高い薬”って言うって、一体いくらよ!!?』

働かない脳みそが、その言葉だけを何度も何度もゆっくりと流していました(笑)

 

あとで姉がこっそり教えてくれた金額が【1日20万円】だった。

当時は「すなこが金額を知ると躊躇するから」と親に口止めされてたらしい。さすが私の両親。私のケチっぷりをよくわかってらっしゃる(笑)

 

 治療費は高いが、実費はわずかで済む制度

免疫グロブリン治療の他にも、血液検査,電気による神経伝達の検査,脊髄注射(めっちゃ痛い!)MR検査などを入院中は行いました。

 

初めて聞くような治療や検査ばかりで、退院する時には『いくら請求されるんだろうか?』とビクビクしていましたね。

 

しかし結果は『こんなもん?』な金額。

(確か数十万くらいだったような気もしなくもないような・・・(ー。ー?))

 

高額医療制度を使うことができたのも大きいですね。この時ほど日本の「健康保険」制度をありがたいと思ったことはありません!

普段は『給料からこんなに引きやがって(怒)』と憎たらしく思うんですけどね。なんとも調子のいいものですよ(笑)

 

 おわりに

『お金のことを書きたいけど、ギラン・バレーのこともある程度書かないと伝わらない』と思うと、いつも以上に文章をまとめられませんでした。すいません。

実はギラン・バレーと病名が判明するまで、近くの病院では全然違う診断をされて大変だったりしたんですよ。また機会があればこの話も書きたいですね。

 

『「高い買い物」が医療費ってどうなん?』と思いましたが、考えれば考えるほど何もなかったんです!

思いついたのが現在使っている財布=4万円しない。買ったのは学生の時(15年くらい前?)だから、当時としては結構な大金だったけど…さすがにいい大人がショボすぎる(^^;)この財布自体は「この世にこれ以上可愛い財布は存在しない!!」と自信持って言えるほど、いまだにお気に入りなんですけどね。

 

そんなわけで、私の「人生で一番高い買い物=免疫グロブリン」です。

 

 

おしまい。