この季節に「ゾッとした話」を求められると、どうしたって霊的なものを想像してしまいますね。が、残念と言いますか幸いと言いますか、そういった経験がほぼありません。
霊的な涼しさはご提供できませんが、私個人がゾッとしたお話をご提供したいと思います。
子供の食育アレルギーチェック
息子が3歳6ヶ月くらいの頃。
当時の息子はミルクから離乳食・小さめに切った食事へとステップアップをし、色々な食材を食べれる様になってきていました。
幸いにもこれまでの間に、アレルギーの反応は見られず。育児所に従いながら、順調に食育を進めることができています。残りのアレルギー確認をしていないものといえば、”生卵と”そば”くらいです。
”そば”と”生卵”の確認状況
そば:1歳を過ぎた頃が目安
私の母が「そば嫌い」だったこともあり、家でそばを食べる習慣がなかった。『そばを食べさせなきゃ』という発想があまりなかったため試すのが遅くなりました。
生卵:3歳頃が目安。固茹で卵はクリア済み
そば同様 アレルギーの代表格とも言える食材なので、かなり慎重になってた。身体の成長が遅かったのもあり、『もう少し大きくなってから…』と先延ばしにしていました。
親子で親子丼作り
その日の夕飯は親子丼。
もちろん卵はトロトロ卵ではなく、しっかりと火を通したものにする予定です。
3歳の息子はそれなりにコミュニケーションも取れるようになっており、この時はお手伝いを申し出てくれました。
「卵 混ぜたい」
お手伝いというか、ただの好奇心でしょうけどね。
この時は卵ストックにも余裕があったので、少々失敗しても大丈夫。実はすでに混ぜ終わっている卵ボウルを息子に渡し、まぜまぜしてもらいました。
意外と上手に混ぜている息子に安心して、私は後ろを振り向きます。
箸を手に持ち、また息子の方にむく。
この間3秒もないでしょう。
そこにはボウルに口をつけて、グビグビと生卵を飲む息子の姿がありました。
大パニック
前述した通り、生卵のアレルギーチェックはすんでいません。
しかも本来なら少しずつ試すところを、グビグビと飲んでいたのです。
一瞬で血の気が引いてしまいました。
「ダメ!」と大きな声で叫んで、息子からボウルを取り上げ卵の残量を確認。
3歳児の小さなお口では、それほど量は飲めていないでしょう。それでも”少しずつ試す”よりかは、明らかに多い量です。
私の頭の中は大パニック。
息子が死ぬ。
救急車 呼ばなきゃ。
いや。症状が出てないから救急車は呼べない?
小児科に連れてく?
でも症状が出てないのに、なんて理由で連れてく?
この時の私は【生卵=食べたらダメなもの】という考えに支配されてしまっていましたね。
そして『どうしよう。どうしよう』と考えるうちに、だんだん『卵アレルギーじゃなければ大丈夫』と落ち着くことができました。
卵アレルギー
- ほとんどの場合が摂取後1時間以内に症状が出る
- 口の周りから始まり赤み・腫れなどの症状が出る
冷静になってから、上記のようなことを確認できました。
その後 卵アレルギーの症状は出ることなく、(卵なしの)子なし丼をいただきました。
おわりに
この時はかなり焦ってしまいました。
私のあまりの剣幕に、息子もかなり不安な顔をしていたような気がします。その時は息子の肉体ばかり心配していて、精神面の方を全く気にしてあげることができませんでした。
今 思い出しても、申し訳なかったと思います。
現在の息子は”卵かけご飯”大好きBOY。
幸せそうに卵かけご飯を食べる息子を見ると、たまにこの「ゾッとした話」を思い出します。
今週のお題「ゾッとした話」
おわりに