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石破首相の食事マナーの件で、子供の将来が心配になった

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石破首相の食事マナーについて、ネットでは色々と話題になっていたようですね。

どうやら過去の”お箸やお茶碗の持ち方があまりよろしくなかった姿”が、今更ながらに注目されてしまったようですね。

 

news.yahoo.co.jp

 

記事を拝見し、私自身も『変な持ち方』という感想を持ちました。

政治家という立場上、それなりの場所でそれなりの方と食事をすることは少なくないでしょう。

さらには首相という日本の代表となったことで、その機会は今まで以上に増えるはずです。

そんな時に「食事マナーが悪い」というのは、やはり印象がよろしくない。

皆様がネットで意見する気持ちも非常にわかります。

8年くらい前の私だったら、同じように憤慨していたでしょうね。

 

でも今の私は石破首相の記事を読んで思ったことは、息子の将来の心配です。

 

 

私の息子は石破首相と同じようなお茶碗の持ち方をします。

箸を口に運ぶ動きも少し変わっています。

肘をついたりするようなことはありませんが、やはり印象の良い食事の仕方ではないでしょう。

 

でも、息子の体はこれらの”正しい動き”ができないのです。

息子は両肘の骨に先天性の障害があります。

 

障害と言っても日常生活に支障があるようなものではなく、通院や手帳の発行なども必要ない程度のものです。

体育の授業だけでなく体操クラブやスイミングなどにも通っており、腕を使った運動も他の子と同じように行っています。

ですがその動きは「全てがみんなと同じ動き」ではないことも多々あるでしょう。

同じような動作で同じような結果が出る動きを、息子が行っているだけです。

 

お茶碗の持ち方やお箸の運び方も運動と同じ。

他の人と同じような動作で、他の人と同じように食事をします。

ただそれは”正しい作法”ではないのです。

「食事のマナー」というルールがある以上、息子の食事マナーよそ様から見たら「行儀が悪い!」と言われてしまうものでしょうね。

 

石破首相が息子のように手に不自由があるのかは知りません。

ただ息子という身近な存在がいる以上、「マナーが悪い」と一言で片付けることはできなくなりました。

そしてそんな石破首相を見て、将来の息子が世間からどのように思われるか心配になってしまいました。

 

きっと息子は不特定多数の人に見られるような、政治家や芸能人などにはならないでしょう。

それでも社会人となり勤め人となれば、上司など目上の方やお客様と食事をする機会があるかもしれません。

その時にどう思われるか。

どう対応するか。

 

日常生活には支障がない。

側から見ても他の人との違いはない。

でも全てがみんなと同じようには動けない。

 

息子の体について「日常生活に支障がないレベルでよかった」と思っていました。

でも「食事のマナー」という細かいルールが定められている場では、想像以上に生きにくいのかもしれません。

有名人にならなければ、これほどまでに世間に苦言を呈されることもないでしょう。

それでも ”どうしようもないこと”で少しでも傷ついてほしくないと思う親心です。

 

※体操クラブなどの習い事は本人の希望です。学校の先生をはじめ各先生には事情を説明し、無理のない指導をお願いしております。

 

 

おしまい。