「二軍のTシャツ」と言われて思いついたのは”この1枚”。10代の頃から私のそばにいたTシャツをご紹介しましょう。
夫にプレゼントしてもらったTシャツ
当時はまだ結婚しておらず、ただの彼氏・彼女の間柄でした。そんな夫からプレゼントしていただいたのが、この青いTシャツ。
プリントの色はかすれ、首周りはヨレヨレ,生地はペラペラ。
穴まで空いてしまってます(笑)
なんせプレゼントしてもらってから、15年くらい経ってますからね。むしろまだ持っていることを褒めてただきたい。
実は全く好みじゃない
夫はどちらかと言うとカジュアルなファッションを好み、当時は古着屋さん巡りなどもよくしていました。
そんな時「これ可愛かったから買ってきた」といただいたのが、このTシャツ。(古着ではない)
誕生日とか記念日とかではなかったと思います。
ただ『いいな〜。でも女物だな〜。』って感じで、買ってくださったようです。
がしかし、これが全く好みではない!!!
カジュアルも着ますよ。Tシャツも着ます。しかしどちらかと言うと、キレイ系や落ち着いた感じが好きなんです。
何よりも色!青とか着た事ないし!装飾品でも身につけたことなかったと思うんですよね。
と言うわけで 夫(当時 彼氏)には申し訳ありませんが、ずっと大切に衣装Boxにしまっていました。
母からお守り認定されてた
過去に発症したギラン・バレー症候群。
この時 私自身は頭がボーっとしていたので、『だるいな〜』と寝ているだけでした。しかし親は結構色々調べ、考えていたようです。生死を始め、助かっても障害が残った時の生活のことなど。
私自身は入院当初時はまるでわかっていませんでしたが、家族はきっとすごく不安だったと思います。
そんな時 母が「お守りに」と持ってきたのが、このTシャツ。
『なぜだ???!』
プレゼントされたのに1度も着る事なく仕舞われていたTシャツを、母の中では「大事すぎて着れないもの」認定されていたのでしょうか?
入院時の働かない脳みその中で、
看護師さんの「高いお薬」と、母の「お守りのTシャツ」は2代脳みそ活性化要因でしたね。
実は着心地がめっちゃよかった!
ずっと仕舞っていたTシャツですが、着るようになったのは5年くらい前からです。
それまでは夜 寝るときはパジャマを着ていたのですが、そのあたりからTシャツ・半パンに切り替えたのがきっかけですね。
全く好みではないとはいえ、夜 寝る時くらい着るのは問題ない。と言うわけで、夏場はパジャマとして着る日々となっていました。
実はこのTシャツ。着心地はものすご〜くいいんですよ!
軽くて体にフィットして、寝るのにまるで妨げになりません。むしろ過去に着ていたパジャマよりも邪魔にならない気がします。
Tシャツの寿命
しかしそんな優れたTシャツも、所詮はTシャツ。
毎晩のように着られた結果、写真のように首元はノビ,生地はペラペラ,穴まで空いてしまいました。
『パジャマとはいえ流石に限界か?』と思い、夫に報告。
私:「このTシャツ 夫にいただいたやつだけど、穴があいちゃってるんだよね」
夫:「そうだね〜。言おうかどうか迷ってた」
どうやら夫にも気づかれていたらしい(´⊙ω⊙`)むしろ「穴の空いたTシャツを着ている、みすぼらしい妻」とでも思われていたのだろうか。
こうしてこの会話をきっかけに、私はこのTシャツを着るのをやめました。
お互い『破れている=捨てても仕方がないもの』と言う認識を、共有することができたからです。
おわりに
全く好みではないTシャツですが、随分と長いこと手元に置いていました。
いえ。まだ置いています!
認識の共有ができ、捨ててもきっと夫の気分を悪くすることはないと思います。ですが、やっぱりなんとな〜く捨てることができないんですよね。
きっとこれから先 着ることはないでしょう。
衣替えの時に、衣装Boxを見て『あ〜まだあったな』と思うくらいだと思います。
それでも今のところは『捨てる』と言う気持ちに全くならないんですよね。
二軍どころではなく三軍落ちしてしまったTシャツ。
それでも捨てる気にならないのは、母の言う通り「お守り」なのだろうか?
おしまい。
今週のお題「二軍のTシャツ」