残念ながら、我が家の近所にビックカメラは存在しない。テレビ・ネットではビックカメラのお得情報はよく聞きますが、いつも他人事で眺めているだけです。
というわけで、ビックカメラさんとは関係のない店員さんのお話をさせていただきます。
袋 ご一緒にしましょうか?
もう5年以上前の話。まだレジ袋は有料化されておらず、当たり前のように各店舗 専用の袋に商品を収めていた頃のお話です。
その時の私は、大型ショッピングモールでお洋服巡りをしていました。
さまざまな洋服店が立ち並ぶ中、あっちへウロウロこっちへウロウロ…
この時は季節の変わり目で、どこのお店でも大セール中。『このチャンスに数年分の服をゲットせねば٩( 'ω' )و』と、色々なお店を見回りしておりました。
しばらくすると、手には厳選された商品が入った複数の袋たち。
衣類なのでそれほど重くはありませんが、それでも数が増えてくると手に食い込んできて痛くなります。
そんな時 レジのお姉さんから「袋 ご一緒にしましょうか?」とのお声がけを頂きました。
『持つのが大変だな〜』と思っていた私には、なんともありがたいお声がけです。
「お願いします」と今まで持っていた買い物袋を渡すと、お姉さんは自分のお店の商品を他店の袋に入れてくれたのです。
買い物袋は広告塔
そのことに私はすごく驚きました。
このお店では1点しか買わなかったので、買い物袋は小さいでしょう。だからと言って、他店の袋の中に入れるってスゴくないですか?
同じショッピングモール内にある、ライバル店ですよ。
本来ならば、より自分のお店のアピールをしたいはずです。お客様が”自分の店の買い物袋を下げている”ということは、それだけ他のお客様にも目に止まりやすい。
つまり 買い物袋=動く広告塔なんですよ。
それなのにその広告塔を自らの手で、ライバル店の広告塔に隠してしまう。
いくらお客が”楽”になるとはいえ、なかなかできないことだと思います。
おわりに
店員さんってどうしてあんなに気を利かしてくれるんでしょうね。
「仕事だから」といえばそれまでですが、袋をまとめてくれるような作業は完全に”仕事+α”の内容です。
そして自分が店員だったらニコニコして「ありがとうございました」と、丁寧に商品を渡すのが関の山。
「困るんじゃないかな?」
「こうした方が助かるんじゃないかな?」
咄嗟にそのようなことを考え声をかけてくださることが、本当にありがたいです。
日本のサービスは過剰。
その過剰なサービスを当たり前と思っている。
という様な話も聞きます。
今回 私が受けた気遣いは、明らかにしなくてもいいサービスでしょう。この+αサービスをするかどうかは店員さん次第です。
店員さんの気遣い・優しさを当たり前と思わずに、こちらも”いいお客”でありたいと思います。
おしまい。
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